海外生活に持ってきた漢字教材4つ、実際どうだった?【本音レビュー】


「海外生活での漢字学習どうしよう?どんな教材がいいのかな……」
「うちの子、漢字が苦手で全然覚えられない。どうにか楽しく学べる方法はないかな?」
- 海外赴任・移住を控えていて、日本語の学習方法に悩んでいる
- 海外在住で子どもの漢字学習に苦労している
- とにかく子どもが漢字嫌い・苦手で困っている
はじめに

我が家は子どもが小学校低学年のタイミングで渡米しました。うちの子はもともと「読み書き」がとても苦手で、特に漢字には大苦戦。現地校の生活に慣れるだけでも精一杯だった中、日本語の勉強をどう続けていくかは大きな課題でした。
そんな背景もあり、日本からいくつかの漢字教材を持ち込んで実際に使ってきました。ただ、これらの教材は補習校の漢字の習う順や進み方と合わなかったため、使い方が難しく感じることもありました。そのため、主に学年の終わりや長期休みに、無理のないペースで取り組むようにしていました。
このレビューは、“漢字が大の苦手”な子を持つ親としての、あくまで“個人的な使用感”に基づいたものです。お子さんのタイプやご家庭の状況によって、合う・合わないがあると思いますが、「どれを持っていくべきか迷っている」「どんな教材が実際に役立つの?」といった方の参考になれば嬉しいです。
【本音レビュー】ドリル編|ゆうしゃドリル/<漢字>支援ワーク
ゆうしゃドリル
『ドラゴンクエスト』の世界を題材にし、漢字問題を解きながら冒険する学習ドリル。冒険心をくすぐるストーリー仕立てで、子どもが夢中に!
表紙からしてワクワクするこのドリルは、漢字が苦手でも「ゲーム感覚」で取り組めるのが魅力。ドラゴンクエスト世代の親も子どもと一緒に楽しめる内容です。
項目名 | 評価 | コメント |
子どもの食いつき度 | ★★★★★ | イラストとキャラクター効果で初めの食いつきは◎ |
親のサポートの楽さ | ★★☆☆☆ | 読解が苦手な子には、ストーリーや設定の説明に少し手間がかかるかも。 |
難易度 | ★★★☆☆ | 標準レベル。苦手な子にはやや負担になる場面も。 |
デザイン・視覚効果 | ★★★★★ | カラフルで冒険の世界観も抜群! |
<漢字>支援ワーク
読み書きが苦手な子の“つまずきポイント”を丁寧にフォロー。
日本の特別支援教育の視点から作られた教材。視覚的な工夫や様々なアプローチがあり、苦手意識の強いうちの子には非常に合っていました。難易度が易しいので「できた!」という達成感が自信に繋がっているようです。
項目名 | 評価 | コメント |
子どもの食いつき度 | ★★★☆☆ | 派手さはないけど、「できる!」という体験がやる気に。 |
親のサポートの楽さ | ★★★★★ | 見ればすぐ取り組める内容で、ほぼノーサポートで◎ |
難易度 | ★☆☆☆☆ | 基礎から丁寧。苦手な子でも無理なく進められる構成。 |
デザイン・視覚効果 | ★★☆☆☆ | モノクロ中心で若干地味。 |
【本音レビュー】補助教材編|サピかん/全漢字覚えるカード
SAPI×漢 サピかん
小学校で習う漢字1026字を学年別に収録した、オールカラーの漢字学習字典。
一般的な辞典と違い、“学ぶための辞典”として、筆順・読み方・用例などが見やすく整理されています。
イラスト付きで漢字のイメージがつかみやすく、楽しく学べる工夫が満載。さらに、中学受験を意識したポイント整理や、字の成り立ちの豆知識もあり、興味を広げながら効率よく学べる一冊です。
全漢字覚えるカード
小学校で習う全1026字の漢字を収録した学習カード。1枚に1漢字が載っており、表には漢字・筆順・読み方・覚え方、裏には穴埋め問題が3問書かれています。カード形式で持ち運びやすく、繰り返し学習に向いています。短時間で繰り返せるので、ちょっとしたスキマ時間にも便利。定着のためには親の声かけも重要です。
まとめ|結局どれがよかった?うちの子に合ったのは…
それぞれの教材に良さがありましたが、我が家では<漢字>支援ワーク、全漢字覚えるカードをメインで使っています。特に、<漢字>支援ワークは、苦手意識のある子どもには心強い味方でした。
また、「全漢字覚えるカード」は気軽に取り組めるので、“今日は軽めにしたいな”という日や車での移動中に活躍しています。
お子さんの性格や学習スタイルによって合う教材は変わってくるので、この記事が選ぶ際のヒントになれば嬉しいです!