アメリカの病院選びに困ったら|子連れに安心できる探し方と注意点まとめ


アメリカで病院選びって、何を基準に選べばいいの?子どもがいると、さらに不安で…
アメリカ生活で欠かせない「病院選び」。
この記事では、子ども連れのご家庭がアメリカで安心して通える病院や医師を見つけるためのポイントを解説します。
大切な家族のために、ぴったりの医療機関を見つけましょう。
✔ 通訳サービスについて
✔ 専門性や診療スタイルの違い
✔ 家庭医とは?
✔ どんなときに専門医にかかるの?
アメリカの病院事情|知っておきたい基本情報

基本情報
- かかりつけ医(Primary Care Physician)
- アメリカでは、まずかかりつけ医(こどもは小児科医)に相談するのが基本
- 専門医にかかる為には、かかりつけ医から紹介を受ける必要があることが多い
- 医療保険
- 日本のような公的な健康保険制度はない
- 民間の医療保険に加入していることが前提
- 保険の種類によって医療費の負担額が異なる
- 病院の選び方
- 緊急でない場合、予約が必要なことが多い
- 直接病院に行く前に、電話やオンラインで予約・確認することが一般的
- 救急対応
- 軽度~中度の緊急時はUrgent Care(急患センター)、重度の緊急時はER を利用することを検討

病院選びで押さえるべき3つのポイント
通訳サービスの有無
英語に不安があるなら、通訳サポートの有無は超重要ポイント。
大きな病院では通訳スタッフが在籍していることもありますが、事前予約が必要な場合も。
通訳スタッフが在籍していなくても、専用端末で電話通訳サービスに繋いでくれることもあります。受診前に確認しておくと安心です。
ただし、個人病院だとほぼ通訳サポートはありません。
英語でのやりとりに不安がある方には、医療専門の通訳サービスの活用もおすすめです。
わたし自身は利用したことはないのですが、事前に登録しておくだけでも「何かあった時に頼れる」と思えるのは心の支えになります。
大きなクリニックならではの便利な点
・持病がある方やアレルギーが心配な方
・英語でのやり取りに不安がある方
には、院内での連携体制が整っている大きなクリニックがおすすめです。
継続的なケアが必要な人ほど、サポート体制の整った施設を選ぶと安心して通院できますよ。
さらに、大きなクリニックの多くは以下のようなオンライン機能も充実していて安心です。
✅患者用ポータルサイトから、医師や看護師にテキストで質問ができる
✅診療予約や検査結果の確認がオンラインで簡単にできる
自宅からの距離・アクセス
病院までの距離は、実はとても重要なポイントです。
小さなお子さんがいる家庭や車の運転に不安がある方にとっては、「近い=通いやすい・負担が少ない」という大きなメリットになります。
以下の点は、事前に確認しておくと安心です:
- 自宅からの所要時間(平日・週末・渋滞時の目安もチェック)
- 駐車場の有無・台数・有料/無料の違い
- 公共交通機関でのアクセスのしやすさ
- バリアフリー対応など
アメリカの医師の種類と役割を知ろう
アメリカの医師は専門分野が細かく分かれていて、日本よりも役割がはっきりしています。
ここでは、知っておきたい3タイプの医師について紹介します。
かかりつけ医(PCP)とは?
PCP(かかりつけ医)
├── 小児科医(Pediatrician)
├── 家庭医(Family Physician)
├── 内科医(Internal Medicine Doctor)
└── 老年医学医(Geriatrician)など
※患者の年齢や健康状態に応じて、どのタイプの医師をPCPに選ぶかが変わります。
アメリカの医療では、まず最初に相談する医師=かかりつけ医(PCP:Primary Care Physician)を登録するのが一般的。
このPCPは、ちょっとした体調不良から健康診断、専門医への紹介(Referral)まで、医療の入口となる存在です。
ただし、PCPは特定の診療科ではなく、「役割・立場」のこと。
下記のような医師がPCPとして登録されることが多いです。
小児科医(Pediatrician)
- 0〜18歳までの子どもを専門に診る医師
- 発熱や風邪、予防接種、発達相談などの対応
- お子さんのPCPとして指定するケースが多い
家庭医(Family Physician)
- 赤ちゃんから高齢者まで、全年齢の診察が可能
- 家族全員の健康を一貫してサポートできる
- 家族ぐるみで通いたい方におすすめ
内科医(Internal Medicine Doctor)
- 主に成人を対象とした内科の専門医
- 慢性疾患の管理や体調不良の診察など、大人のPCPとして定番
老年医学医(Geriatrician)
- 高齢者(通常65歳以上)に特有の健康問題に対応
- 認知症、慢性疾患、服薬管理などを診察
- 精神面・身体面・生活環境から生活の質(QOL)を維持するケアに強い
まとめ|子連れアメリカ生活、病院選びで安心感を手に入れよう
アメリカで子どもと安心して暮らすためには、
- 通訳サービス
- 大きなクリニックならではの便利な点
- 自宅からのアクセス
この3つを意識して病院を選びましょう。
まずは、家庭医や小児科医をかかりつけ医(PCP)として整えることからスタート!
迷ったときは、保険会社のポータルサイトを活用するのがおすすめです。
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