【レビュー】英語版KUMONドリル【Writing/Reading/Word Problems】

英語版の公文ドリルKUMONの「Reading/Writing/Word Problems」をレビュー
@gina3510

英語圏に住んでいるけど、家庭での英語学習ってどうしたらいい?
市販のワークブックってどうなの?

この記事では、英語版KUMONのドリル(ワークブック)を実際に使ってみた感想をもとに、内容や使い心地を正直にご紹介します。
今回は、わが家の子どもが2年生と3年生の終了時に取り組んだものを中心にまとめました。

この記事はこんな人におすすめ
  • おうち英語に力を入れたいが、どの教材を選べばいいか悩んでいる
  • 英語圏の現地校に通う子どもの補助教材を探している
  • 英語の基礎を「楽しく」「自力で」学べる教材を知りたい

KUMONドリル(ワークブック)ってどんな教材?

※英語圏では、日本でいう「ドリル」は「ワークブック」と呼ばれています。

「KUMONワークブック」は、日本でもおなじみの「公文式(くもん)」を展開するKUMONグループが、英語圏向けに開発した市販教材です。公文式教室に通わずとも、自宅で反復・自学スタイルの英語学習ができるよう設計されています。

ワークブックは、『Writing』『Reading』『Word Problems』を含む多様なカテゴリがあり、子どもの年齢や学習目的に応じて選ぶことができます。さらに、1冊の中でレベルが3段階に分かれていて、段階的に学べるようになっています。

我が家では、毎年夏休みに、1年間の復習としてこのワークブックに取り組んでいます!
1日見開き1ページずつ進めれば、36日で終わります。

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実際に使ってみたレビュー【Writing・Reading・Word Problems】

Writing(英作文)Grade2

Writingワークブックは、文法の基礎から、簡単な英文の構成まで学べる内容です。
たとえば、「2」は Long Vowel Sounds(長母音)、「21」は Adjectives(形容詞) のように、見開き1ページにつき1つのテーマが設定されています。学習が進むにつれて内容が少しずつレベルアップしていく構成で、最初は語彙の選択問題から始まり、後半になると主語と述語を使って自分で文を作る問題が登場します。

★の問題の例:Vocabulary(語彙)

She votes in an _______. [ question / election / addition]

★★★の問題の例:Longer Predicates(長い述語)

Write each sentence with a subject and predicate from the boxes.

【Subjects】

  • The beautiful picture
  • The snowman
  • My STEM project

【Predicates】

  • melted in the sun
  • is up on the wall
  • was carried carefully

全体的に、ネイティブの子どもにとってはやや易しめの難易度ですが、第2言語として英語を学ぶ子にとってはちょうどよいレベルに感じました。

Grade 2 では「複数形」「名詞と動詞」など、英語を書くための大切な基礎がしっかりカバーされており、英語で書くことに初めて取り組む子でも安心して進められる内容になっています。

ここがよかった!
うちの子がよく間違えていた三単現の「s」や複数形。

The newspaper arrives.
The newspapers arrive.

のような、ちょっと混乱しやすい文を何度も練習するうちに、自然と間違えなくなった!

何度も似た形に触れるうちに、「あ、こういうときは s がいるんだ!」と自分で気づけたようで、親としても◎

Reading(読解)Grade3

Readingは、短めの英文を読んで答える読解ワークです。
Grade 2〜3では物語形式の文章や日常の説明文などが登場し、語彙・文法・読解のすべてをバランスよく学べます。イラストも豊富で、「読書にまだ抵抗がある子」でも楽しみながら取り組めると感じました。

★の問題の例:Prefixes(接頭辞)

Emily dropped her ice cream. Now she is _____. [unhappy / unfit]

★★★の問題の場合:Reading Comprehension(理解度)

1ページの1/3~1/2にReading文 + その文に関する設問が約5問

ここがよかった!
うちの子は最初、「Main idea(筆者がいちばん言いたいこと)」を聞かれる問題が苦手でした。

でも、何度も似た形式の問題に取り組むうちに、「これは誰が何をした話?」と5W1Hに自然と注目する癖がついたように感じます。

さらに、”Did” や “Was” などの問い方によって注目するポイントが少しずつ分かってきたようで、正答率もUP♪

Word Problems(文章題)Grade3

Word Problemsは算数の文章問題をすべて英語で解くワークブックです。
たとえば「何人にクッキーを配る?」「リンゴを何個買う?」といった日常的なテーマを通して、英語で考える力を育てます。

★の問題の例:Subtraction(引き算)

Lisa has 32 flowers in her garden. Today, she cut 6 flowers.
How many flowers remain?

★★★の問題の例:Mixed Calculations(複合計算)

Alex is looking at a 72¢ sticker set that contains 9 stickers.
He also found a set that costs 36¢ and has 6 stickers.
What is the difference in price per sticker?

算数の復習+英語力の強化が同時にできるので、現地校に通うお子さんの補助教材としてもかなり使いやすいと感じました。

ここがよかった!
問題文に “bunch of flowers”、”¢”、”dozen” など、英語特有の「物の数え方」や「まとまった数の単位」が登場。語彙力のUPにもつながった!

KUMONワークブックの魅力とは?

ポイント①:毎日10分。無理なく続けられる量

  • 1ページにかかる時間は約10分程度
  • 「子どもの集中力が続くギリギリのライン」を計算したような分量
  • やる気がある日は2〜3ページ一気に進めることもできる

ポイント②:親のサポートが最小限で済む

  • イラストも多く、ヒントも載っているため、子ども自身で進められる
  • 「少しだけ声をかければ、あとは一人でできる」―忙しいママの味方!

ポイント③:英語圏の学習基準に準拠

  • 日本語訳がないからこそ、英語を「そのまま理解する力」が育ちやすい構成
  • 「日本語を介さず英語で考える」感覚が自然と身につく

ポイント④:作りがしっかりしている

  • 表紙は厚紙+ラミネート加工でしっかりしており、多少雑に扱っても傷みにくい
  • 中のページは発色の良い真っ白な上質紙が使われ、イラストもきれい
  • 「アメリカの市販ワークブックによくある“ペラペラ感”がない」―長く使いたい家庭にぴったり!

正直、アメリカのワークブックは紙質が残念なものが多いです…
モチベーションの為には見た目も重要なポイントですよね!

まとめ:KUMONワークブックは「学ぶ」を「楽しい」に変える

KUMONの英語ワークブックは、英語圏で暮らす子どもたちにとって「わかりやすく・続けやすい」家庭学習教材です。

「市販ワークブックってどうなんだろう?」と迷っているなら、まずは1冊、気になるレベルから試してみてはいかがでしょうか?

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家族とともにアメリカでの生活を楽しみながら、子どもの英語学習や現地校での経験、旅行などについて発信していきます。
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これからアメリカに住む予定の方や、英語学習を進めたい方に役立つ情報をお届けするので、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。
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